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リアルな現場の事例紹介!経営理念策定後の効果

2024年5月3日
投稿者:松田 悠太郎

本日は経営理念やビジョンについてお話させていただきます。
御社では経営理念はございますか?全社員が経営理念を理解していますか?その答えが「いいえ」「不十分」の方、ぜひ今回の記事をお読みください。

先日、製造小売業を営むクライアントさまの経営ミーティングに参加し、経営理念策定から1年たったときの振り返りをさせていただきました。
経営ミーティングの参加者は社長含め5名です。
この会社の経営理念策定の効果をはかるために3つの質問をさせていただきました。

①経営理念を浸透させるためにどんな働きかけをしましたか?

「全社員にはまだまだだと思うが、ミーティングの度に唱和しています」
「各店舗の事務所にも掲げて、全員が確認できるようにしている」
この1年間意識してくださっているです。
まだまだ全員への浸透には課題はあるという認識になりましたが、あと1年続ければほとんどの社員に浸透していくだろうという手ごたえを感じました。
なぜこのように経営陣が意識して取り組めたのでしょうか?
理由は次の質問で分かりました。

②社内の雰囲気はどのように変わりましたか?

「経営陣との距離が近くなりました」
「社長と会話するのが楽しいという社員が出てきました」
こちら企業の社長は、高圧的で近寄りがたい雰囲気の方ではなく、むしろ普段からとても気さくで明るい方で、とても話しやすい印象です。このような社長でも、社員は自分の意見をちゃんと伝えられないくらい緊張していたようです。
ですが経営理念が浸透していくにつれて、社長の考えや想いが伝わりやすくなり、親しみやすくなったというのです。
このような手ごたえを感じていらっしゃったから浸透させる取り組みを続けられているんですね!
この社員と社長の間を作る雰囲気が良い方向に変わってきつつあることを経営陣は全員実感されていました。

③社員の行動はどのように変わりましたか?

「社員の中には、接客が良くなった人間が5人くらいいます」
「社員が店を良くする自発的な取り組みを提案してきました」
経営理念の内容を具体的にお伝えすることはできませんが、接客をよくしましょうという内容はありません。ただお客さまや社会にとってこういう企業で在りたいという内容があります。
接客が良くなった社員の上司である、店長が教育方法を工夫していたのかもしれませんし、自発的に接客が良くなったのかはこのミーティングでははっきり分かりませんでした。
経営陣から見て接客が良くなった社員というのが1店舗ではないので、経営理念が浸透してきた効果もゼロではないのでしょう。

まだまだ業績が大きく変わってきたわけではありませんが、経営理念策定から1年、たしかな手ごたえを感じてきています。次回の訪問時には社員からも、経営理念策定後の1年間の様子を聞く予定です。

ぜひ経営理念浸透の取り組みを工夫されてください。
ミーティング(会議)の最初に全員で唱和することがおすすめです。1回1分ですが、継続こそ力なりです。
ただし、「命が宿っている経営理念」があってこそのことです。御社の経営理念が形骸化している、しっくりこないと感じている場合は見直しをする時期に来ています。専門家に一度ご相談されてみてください。
経営理念の策定には様々な手法があります。私は全員参加型で策定していく手法でご支援することが多いです。トップダウンではなく、ボトムアップ型で社員と一緒に考えることで会社が一つにまとまり、浸透しやすい経営理念を策定することができます。策定まで3ヵ月程度と時間がかかりますが、その分出来上がったときは全員で感動を共有できることでしょう。

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